あらまし
iTunes-LameとはiTunesからCDのメタデータを取ってきて、OSSのMP3エンコーダLameでエンコードして、さらにはiTunesに登録してくれるiTunes補助ソフト(?)です。
iTunesのアップデートに付き合っているうちにいつのまにかiTunes-LameがApple Scriptのエラーで起動しなくなってしまいました。Webをみると現時点で同様の組合わせ(Lion+iTunes10.?? )で使えている人も居るようなのですが、前もiTunesのバージョンアップ時に動かなくなって色々苦労したので、今度は新しいものを探す方向にしました。
今回探したソフトウェアの要件は下記です。
- MacOS X Lionで動く
- Lameでエンコードできる
- iTunesからアルバム/曲情報を取ってきてくれる
- iTunesに登録してくれる
色々探したところ、要件に合致するソフトがありました。XLD(X Lossless Decoder)というソフトです。
XLDはMacOS Xで動く音楽フォーマット変換ソフトです。バージョン20080812以降でCDからの読み込みに対応したそうで、任意の音楽ファイルフォーマットに変換可能です。MP3への変換は最新のLAMEを使っているようです。
今回使用した環境は下記です。
- Blu-Ray Drive:私はCDのリッピングは外付けドライブを使ってます。もちろんXLDは内蔵ドライブでも動きます。
- XLD:Version20111113(137.1)
使い方
前準備編
上記サイトからバイナリをダウンロードし、アプリケーションフォルダにコピーします。
起動すると、初回の起動時に環境設定の画面が出るので、下記の設定を行います。
[一般]で[出力フォーマット]をLAME MP3に変更します。音質をかえる場合はその隣の[オプション]にて変更します。
続いて、[出力先を指定]でiTunesの音楽フォルダに変えます。
[可能であれば変換後にファイルをiTunesに追加]にチェックを入れ、ラジオボタンの[ライブラリ]を選択します。
取り込み編
ドライブにCDを入れます。XLDの[ファイル]メニューから[オーディオCDを開く]を選択します。
ここでは元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎1stソロアルバム『幻とのつきあいかた』を取り込みました。
作成したmp3ファイルのタグはこんな感じです。なお、ジャケット画像は後からいれました。