間章の『時代の未明から来るべきものへ』が月曜社という出版社から復刻されていました。びっくりして買ってしまいました。4600円+税でした。 この本を最初に買ったのは十代の頃で、購入はこれで三回目になります。ほかの二冊は七十年代にイザラ書房から出たもので、うち一冊は人にあげてしまいました。もう一冊は実家においてあります。 この間、相倉久人『至高の日本ジャズ全史 (集英社新書)』を読んでいたら、 「とこ
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ブランショの『来るべき書物』が文庫化された件
今月のちくま学芸文庫でモーリス・ブランショの「来るべき書物」がラインアップされてました。ブランショの主著といえるものです。ちくま学芸文庫では、『明かしえぬ共同体』がでていますが、それに次ぐ二冊目になります。 2010年のトマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』文庫化というエントリで下記のような事を書いていたのですが、本当にブランショが出るとびっくりですね。(書いたのは、もう一つの主著である文学
続きを読むトマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』文庫化
いつも楽しみにしている、来月発売文庫情報を見ていたら、トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』がちくま文庫から発売されるのを見つけました。サンリオ後、二十年近く文庫化を待っていたような気がします。 ちなみに、あと文庫化して欲しいのはですね、ピンチョン『重力の虹』、エーコ『薔薇の名前』、ブランショ『文学空間』、セリーヌ『北』、宮川淳の何か(セレクションとかどうですかね)。
続きを読む2009年に読んだ本ベスト10
明けましておめでとうございます。 新年ということで去年読んだ本のベスト10の紹介です。 今年は65冊読んだので1/6で選択されます。この倍は読みたいなぁ。。。 1-10でランキング形式になってますが、良かった順ではなくて、人に勧める順です。下位のものほど一般性がないものになります。 1.クリス・アンダーソン『フリー 〈無料〉からお金を生み出す新戦略』 デジタル情報が無料になっていくという話。今年後
続きを読む最近買ったもの(20091231)
最近買ったと云うか、今月買った本。でも、明日買い物行くので増えるかも。 五段階評価を書いてみた。読中でも感覚で点をつける。 ■トム・ジョーンズ 『拳闘士の休息』 読了。★★★★☆ アメリカ文学。訳者サイン本が店頭にあったので買ったのだが、かなりいい。 ペシミスティックで屈折した主人公たちが印象的。 ■青木 やよひ『ベートーヴェンの生涯 』 (平凡社新書) 未読。平凡社ライブラリーの新書化かと思った
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