村上春樹の音楽評論が文庫化されましたので買ってみました(「買ったものリスト」にありますが)。特に欲しかったわけではないのだけど、新宿に出来たブックファーストを覗いたときについでに買ってみたら、なかなか面白かった。
紹介しているのは下記
- シダー・ウォルトン
- ブライアン・ウィルソン
- シューベルト
- スタン・ゲッツ
- ブルース・スプリングスティーン
- ゼルキンとルービンシュタイン
- ウィントン・マルサリス
- スガシカオ
- フランシス・プーランク
- ウディ・ガスリー
意外なのは特に無いですね。。。事実関係をちゃんと調べて解説しつつ、且つ自分の趣向(あとがきでは個人的偏向と書いている)に沿って紹介している。僕は所謂音楽評論をよく読むほうだと思うのだけど、評論家自体の趣向にあまり興味が無い(xxxが好きそうと思うことがあるのは、間章と宇野功芳ぐらいか。あ、あと佐々木敦)ので、事実関係・その歴史的意味づけを詳らかにしてくれればいいと思っている方なのだ。しかし、こういう方向のも意外に楽しめるもんだなと思った。
シューベルトのピアノソナタ17番は聞いてみようと思った。多分実家にあるけれど。